「訪問看護」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。「家に来る看護師さん」「何をしているのか分からない」と感じている方も多いかもしれません。 訪問看護は、医療行為だけでなく、在宅での生活全体を支える役割を担っています。その一方で、制度だけでは解決できない生活課題に直面する場面も少なくありません。 本記事では、訪問看護師が現場で向き合っている課題について解説します。 必要な支援量に対して介護度が追いつかず、独居生活が支えきれないケース 介護保険を利用して訪問看護などのサービスを受けるためには、要介護認定を受ける必要があります。 しかし実際には、独居で家族の支援が得られず、本来は複数のサー…
News Just In ― 新着記事
ニュース・イベント
株式会社ゼネラルパートナーズが運営する「障がい者総合研究所」は、障がい当事者を対象に、地方と都市部における就労機会の差について調査を実施しました。その結果、回答者の82.3%が「地方は都市部と比べて就労機会で不利」と感じていることが明らかになりました。 今回の調査は、2026年7月に予定されている法定雇用率引き上げを前に、障がい者雇用の現状と課題を把握するために行われた連続調査の第3回として実施さ…
道南はこだてレインボープライドは、2026年9月5日に函館市で初となるレインボーパレードの開催を目指し、クラウドファンディングを実施しています。道南地域で暮らすLGBTQ当事者の存在を可視化し、「誰もがここにいていいと思える地域」をつくる第一歩として企画されています。 概要 今回企画されているパレードは、函館駅前周辺から元町公園までを歩く市街地ルートで開催予定です。当事者だけでなく、「理解したい」…
NHK名古屋放送局は、6月のプライドマンスに先立ち、2026年5月11日から29日まで「多様な性のあり方」をテーマにしたキャンペーン「あなたでいてくれてありがとう Thanks for being you!」を実施します。 本キャンペーンは今年で4年目を迎え、多様な性や生き方について考えるきっかけを届けることを目的としています。今回のテーマは「あなたでいてくれてありがとう」。LGBTQ+当事者が大…
認定NPO法人虹色ダイバーシティは、2026年5月23日、大阪・天満橋エリアにて「プライドクルーズ大阪2026」を開催します。多様なプライドフラッグを掲げた船が川を巡る「水上プライドパレード」を中心に、今年で5周年を迎える節目のイベントです。 イベント概要 本イベントは、「FUN, LEARN, TOGETHER(楽しさと学びの祝祭を通じて、大阪をもっとみんなのまちにする)」をコンセプトに、LGB…
東京レインボープライドのユースチーム「YouthProject」は、2026年6月のプライドマンスに開催される「Tokyo Pride 2026」の一環として、ユース世代によるイベント「Tokyo Pride 2026 Youth Pride」の登壇者およびプログラムを発表しました。 イベント概要 「Youth Pride」は、LGBTQ+当事者やアライの若者が同世代とつながることを目的としたイベ…
株式会社LIFULLが運営する住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、LGBTQ当事者向けの住宅相談イベント「LGBTQのためのマイホーム相談会 FRIENDLY DOOR FES」を、2026年5月16日・17日に初めて開催します。 本イベントは、LGBTQ当事者が住宅購入を検討する際に直面する課題を解消することを目的に企画されたものです。会場にはLGBTQフレンドリーな不動産会社や住…
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、企業向けのLGBTQ+相談窓口サービス「KATAruruにじいろ相談室」の提供を開始しました。 「KATAruruにじいろ相談室」は、LGBTQ+当事者本人だけでなく、上司や同僚など職場で関わる人からの相談にも対応するサービスです。臨床心理士や公認心理師、精神保健福祉士といった専門家が、アバターを活用したオンライン面談やチャットなど複数の方法で相談を受け…
北欧デンマーク発の雑貨ブランド Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガー)は、2026年のプライド月間に向け、レインボーデザインを取り入れた「プライドシリーズ」の新商品を発売します。 フライングタイガーは、2026年4月17日より全国店舗で新商品を展開し、その中でも「プライドシリーズ」として全38種類のレインボーデザイン商品をラインナップします(一部店舗・オンラインでは先…
東京レインボープライドは、プライドマンスである2026年6月に、「Tokyo Pride 2026」の公式プログラムとして、人権をテーマにした「Human Rights Conference」を開催します。 本カンファレンスは、LGBTQ+コミュニティが直面する人権課題を起点に、スポーツ、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)、排外主義といった社会的テーマを横断的に扱いながら、構造的な不平等につい…
JobRainbowは、LGBTQ+を含む社会的マイノリティ当事者の現状を可視化する全国調査を、2026年4月6日より開始しました。オンラインアンケート形式で実施され、当事者の「生の声」を社会に届けることを目的としています。 今回の調査は、LGBTQ+、障害のある人、外国にルーツを持つ人、育児や介護と仕事を両立している人など、さまざまな背景を持つ当事者を対象に行われます。回答はオンラインフォームを…
プライドハウス東京が実施する「スポーツと多様性」をテーマにした出張授業が、「愛知・名古屋2026 アジア競技大会 公認文化プログラム事業」に選定され、名古屋市内の小学校で授業が行われました。スポーツを…
東京都立川市は、「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」について、東京都の制度との連携を2026年4月1日から開始すると発表しました。 これにより、制度利用者が自治体をまたいで行政サービスを利用…
プライドハウス東京は、スポーツクラブや競技団体の関係者を対象に、LGBTQ+への理解と支援を目的とした「アライスポーツリーダー研修」を全3回にわたり実施しました。 本研修は、スポーツ界におけるDEI(…
日本初のプライドパレードを実現させた活動家の半生を描くドキュメンタリー映画『熱狂をこえて』が、2026年6月より公開されることが発表されました。 本作は、日本のLGBTQ+運動の原点ともいえる歴史を記…
順天堂大学、青山学院大学、帝京大学と東京都は共同で、LGBTQ+当事者が安心して医療を受けられる環境づくりを目的とした動画教材を制作しました。 本教材は、医療従事者に限らず、教育機関や企業、一般の方も…
LGBTQ+への理解や支援の輪を広げるイベント「山口レインボープライド2026」が、2026年5月16日(土)に山口市・湯田温泉こんこんパークで開催されます。2023年にスタートした本イベントは今回で…
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Editor's Picks ― 編集部のおすすめ
生活とサポート
カミングアウトは、自分の性自認や性的指向を周囲に伝える行為として知られていますが、すべての人が行うべきものなのでしょうか。カミングアウトには安心感につながる側面もあれば、リスクを伴う場合もあります。 本記事では、カミングアウトのメリットとリスク、するかしないかを考える際のポイントについて紹介します。 カミングアウトはするべき? しない選択もある カミングアウトについて考えるとき、必ずするべきかどう…
「セクシャルマイノリティ」「LGBTQ+」という言葉がメジャーなものになりつつある中、当事者ならではのもやもやを筆者がエッセイにまとめました。 普通の日常と、もやっとする瞬間について 筆者は20代半ばのバイセクシャル、AFAB※です。自分のジェンダーアイデンティティはよくわかっていないので、クエスチョニングともXジェンダーとも思っています。 毎朝7時に起きて仕事に行っています。休日には映画を観たり…
30代になった今でも、雑談の中でふいに聞かれる「彼女いるの?」という一言に、答えに迷う自分がいます。ゲイである私は、LGBTQ+当事者として、この何気ない質問に心がざわつく経験を何度もしてきました。 多くの人にとっては軽い会話のきっかけに過ぎません。けれど、当事者にとっては自分を偽るか、それともカミングアウトするかを迫られる場面になり得ます。この記事では、私自身の体験をもとに、非当事者には見えにく…
LGBTQ+として就職活動を進めるとき、「履歴書に書くべきか」「面接で話すべきか」といった自己開示の悩みは多くの人が抱えます。さらに、本当にインクルーシブな企業をどう見分ければいいのかも重要な課題です。
この記事では、自己開示の判断基準から企業選びのポイントまで、安心して就活を進めるための具体的なアドバイスを紹介します。
社会と制度
性的マイノリティを含む多様な人材が働きやすい職場にするためには、職場全体での意識向上と具体的な取り組みが重要です。今回は、厚生労働省委託事業の調査報告(※)をもとに企業の具体事例をご紹介します。 各企業が取り組みやすいよう、 従業員数別に4社の事例を挙げました。自社に取り入れる際のヒントになりましたら幸いです。 従業員数29人以下:ジュークアンリミテッド株式会社(岩手県) ジュークアンリミテッド株…
近年注目されはじめた「セクシュアルマイノリティ」という概念ですが、マイノリティにあたる人々は昔から存在していました。そして、今後も人生は続き、ライフステージは進んでいきます。高齢化社会の中で、これまで可視化されていなかった高齢マイノリティが安心して老後を過ごせるようになるにはどうしたらいいのか、現状と今後についてまとめました。 「存在しないこと」にされてきた高齢LGBTQ+ 「LGBTQ+」という…
30代のゲイである私は、これまでの生活の中で「家族ですか?」と問われ、答えに迷った経験を何度もしてきました。特に病院や災害時といった緊急の場面では、その一言が大きな壁となって立ちはだかります。 非当事者にとって「家族ですか?」という質問はごく自然で、当たり前の確認事項に映るでしょう。けれど、LGBTQ+当事者にとっては、自分にとって大切な人を「家族ではない」と否定せざるを得ない状況を突きつけられる…
パートナーシップ制度とは、同性婚が法制化されていない日本で、同性カップルが自治体に申請をすることで婚姻に近い行政サービスを受けられるというものです。本記事では、制度の詳細や現在の導入状況、手続き方法や制度の課題をまとめました。 制度の意義と目的 パートナーシップ制度は2015年に東京渋谷区と世田谷区で初めて導入されました。男女間の婚姻と違わない関係性で生活を営んでいるのに、男女ではないがゆえに他人…
知る・学ぶ
インターセックスとは、身体の性の特徴が典型的な男性または女性の区分に当てはまらない状態を指す言葉です。性別は単純に2つに分けられるものと思われがちですが、実際には身体の発達にはさまざまなパターンが存在します。 本記事では、インターセックスの基本的な意味や特徴・種類、誤解されやすいポイントについて解説します。 インターセックスとは? 性分化疾患(DSD)の特徴 インターセックスとは、染色体やホルモン…
Xジェンダーとは、男性や女性といった従来の性別の枠に当てはまらない性自認を表す言葉です。日本で広まった用語であり、海外で使われるノンバイナリーなどと近い意味を持ちながらも、完全に同じではありません。 本記事では、Xジェンダーの基本的な意味や多様なあり方や関連する用語との違い、よくある誤解について、初めての方にもわかりやすく解説します。 Xジェンダーとは?日本で使われてきた背景 Xジェンダーとは、性…
性別は男性か女性かの二択で固定されるもの、と考えられることがまだあります。しかし人によっては、性自認は日によって、状況によって、または人生の中で流動的に変化します。こうした在り方を指すのがジェンダーフルイドです。 この記事では、ジェンダーフルイドの定義や他のセクシュアリティとの違い、当事者が直面する課題について解説します。 ジェンダーフルイドの定義 ジェンダーフルイド(Gender Fluid)と…
デミセクシュアルは、強い信頼関係を築いた相手にのみ恋愛感情や性的魅力を感じるセクシュアリティです。この記事では、デミセクシュアルの特徴やアセクシュアルとの違い、誤解されやすい理由をわかりやすく解説します。 デミセクシュアルとは? デミセクシュアル(Demisexual)とは、恋愛感情や性的魅力を深い絆を結んだ相手にだけ抱くセクシュアリティを指します。語源はラテン語のDemi=半分です。 デミセクシ…
カルチャー&スポット
味のある本が積み重なる古書店や、せわしないビジネス街が交差する神田・神保町エリア。この街の境界線に、ひっそりと佇んでいるのが「Think Coffee(ティンクコーヒー)」です。 Think Coffeeは、ニューヨーク・グリニッジ・ビレッジで生まれました。「社会的な誠実さ」が創業時から大切にされており、店名が示す通り、1杯のコーヒーの裏側にある生産者の権利や環境破壊、そして人権について「Thin…
家のようなやさしい空間で考える、社会のこと。 東日暮里の住宅街の一角、階段をあがった2階にそのスペースはあります。「さわさわ」−その名前を聞いて、風が草木をそっとゆらすイメージを持った人もいるかもしれません。この名前の由来は、お茶を飲みながら気軽に話すことを表す「茶話」と、アラビア語で「一緒」を意味する「سوا(サワ)」から来ています。 チャイティーやお菓子を食べながら、パレスチナに関する話をはじ…
映画やドラマ、アニメなどのポップカルチャー業界で、クィアキャラクターの存在は確実に大きくなっています。しかし、この多様性描写の拡大はすべての人から歓迎されているわけではありません。こちらの記事では、ポップカルチャーにおける理想的なLGBTQ+描写について、実際に指摘されている課題を踏まえて考察します。 現代ポップカルチャーとLGBTQ+描写の現状 より自然なアイデンティティとして作品に盛り込まれる…
80〜90年代前後のポップカルチャー分野にて、奇妙で悲劇な結末に縛られ「クィア=異質な存在」として消費されることが多くありました。そこから近年では、ひとつのアイデンティティとして自然に描かれることが増えています。 これにより差別や偏見を解消するきっかけになると同時に、LGBTQ+コミュニティのアイコニック的な存在となっています。こちらの記事では、ポップカルチャーで高い人気を誇るクィアキャラクターを…
