プライドハウス東京が実施する「スポーツと多様性」をテーマにした出張授業が、「愛知・名古屋2026 アジア競技大会 公認文化プログラム事業」に選定され、名古屋市内の小学校で授業が行われました。
スポーツを入り口に、子どもたちが“違い”について考える機会として注目されています。
概要
本取り組みは、2026年に開催されるアジア競技大会に向けた文化プログラムの一環として実施されたものです。大会スローガン「ここで、ひとつに。」のもと、スポーツを通じた多様性理解の促進を目的としています。授業は名古屋市立の小学校で行われ、3年生から6年生の児童が参加しました。
主な内容は以下の通りです。
■ 多様性を考える参加型プログラム
- 「ラグビーは男のスポーツ?」などの問いを○×形式で考えるワーク
- 「性別は2つだけ?」といったテーマについて意見を共有
正解・不正解を決めるのではなく、人によって感じ方が違うことを理解することを目的としています。
■ 当事者のリアルな声を共有
元サッカー選手の下山田志帆さんが、自身の経験をもとに性のあり方について語り、
- 出生時の性別
- 性自認
- 表現(服装や外見)
がそれぞれ異なることを具体的に説明しました。
■ インクルーシブなスポーツ体験
授業後半では、タグラグビーやスライドサッカーを体験。その際には、
- うまい・へたで人を否定しない
- できない人を置いていかない
- 笑わない
といったルールを子どもたち自身で決め、「誰もが安心して参加できる環境」を体感しました。
今回の取り組みは、「多様性教育」を知識として教えるのではなく、体験として学ぶ点に大きな意義があります。特に印象的なのは、
- 「決めつけないこと」
- 「違いは直すものではないこと」
を、スポーツという身近な体験を通じて伝えている点です。
子どもたちは、日常生活の中で無意識に「男らしさ」「女らしさ」といった固定観念に触れています。こうした授業は、それらを一度立ち止まって見直すきっかけとなり、将来的により包摂的な社会をつくる土台となります。
また、スポーツは国や文化を超えて人をつなぐ力を持つ分野です。そのスポーツの現場で多様性が尊重されることは、社会全体への波及効果も大きいといえるでしょう。
今後、こうした教育プログラムが他地域や学校にも広がっていくことが期待されます。
関連リンク
- PR TIMES掲載記事 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000118927.html
- プライドハウス東京 公式サイト https://pridehouse.jp/

