「声なき人の存在を社会に届けたい」。その想いから誕生した映画『それでも今を生きる』の制作クラウドファンディングがスタートしています。自らの実体験をもとに描かれるこの作品は、いじめや家庭内暴力、病との闘い、そしてLGBTQの世界との出会いを通じて、“それでも生きる”ことを問いかける物語です。
プロジェクト・映画の概要
映画『それでも今を生きる』は、沖縄で生まれ育った少女・紗那が、家庭内での暴力や学校でのいじめに苦しみながらも、舞台との出会いや仲間の存在を支えに生きる姿を描きます。やがて東京で新たな人生を歩む中で、LGBTQの世界を知り、自らの本当の姿と向き合うことに。しかし突然の病に襲われながらも、“今を生きる”ことを選ぶ彼女の姿を通して、観客に深い問いを投げかけます。
- 監督・脚本:chicca(モデル、元議員秘書、ジェンダーレスモデルとしても活動中)
- 出演:近藤奈保希、大林素子(友情出演)、沖縄の学生や地域の方々も多数参加
- 撮影スケジュール:2025年6月〜9月撮影、同年12月完成予定
- 上映予定:2026年初頭に東京と沖縄で完成披露試写会、国内外の映画祭にも出品予定
- 資金用途:撮影費、編集費、バリアフリー対応制作費、上映会運営費、学校や公共施設への寄贈Blu-ray制作費など
プロジェクトは「Giuru Creative」が主体となり、沖縄県内の教育委員会や観光協会の後援も受けながら進行しています。
この映画は、LGBTQや障がい、病、いじめなど「生きづらさ」をめぐるリアルな課題を描くことで、観る人に「自分の物語と重ねられる瞬間」を提供することを目指しています。クラウドファンディングを通じた制作支援は、映画完成を後押しするだけでなく、学校や医療施設などに無償で上映される場を広げることにもつながります。
一人ひとりの小さな支援が、声なき人の存在を社会に届ける大きな力になります。読者のみなさんも、映画の完成に向けてぜひ参加してみてはいかがでしょうか。